デスクワークの肩こりが改善しない本当の理由

― 姿勢だけでは語れない「背骨」と神経の話 ―

長時間のパソコン作業が続くと、
「肩が重い」「首が詰まる感じがする」「夕方になると頭まで痛くなる」
こうした不調を感じる方は少なくありません。

多くの方が
「姿勢が悪いから仕方ない」
「肩を揉めば楽になる」
と考えがちですが、実はそれだけでは説明できない肩こりも多く存在します。

このコラムでは、
✔ なぜデスクワークの肩こりは繰り返すのか
✔ なぜストレッチやマッサージだけでは足りないのか
✔ 改善のカギとなる「背骨」の役割

を、整体・カイロプラクティックの視点から解説します。


肩こりの原因は「肩」ではないことが多い

デスクワークによる肩こりというと、
真っ先に「肩の筋肉」が原因だと思われがちです。

もちろん、
・同じ姿勢が続く
・肩や首の筋肉が固まる
・血流が悪くなる

といった要素は確かに関係しています。

しかし、実際の臨床では
肩そのものに大きな異常がないのに、強い肩こりを訴える方も多く見られます。

その場合、注目すべきなのが――
背骨の動きと神経の働きです。


デスクワークで背骨は「固まりやすい」

長時間の座り姿勢が続くと、背骨はどうなるでしょうか。

・背中が丸まりやすい
・首が前に突き出る
・胸の動きが小さくなる

この状態が続くと、背骨本来のしなやかな動きが失われていきます。

背骨は本来、
「動くことで負担を分散する構造」
になっています。

ところがデスクワーク中心の生活では、
✔ 動かない
✔ 固まる
✔ 一部に負担が集中する

という状態が起こりやすくなります。

結果として、
首・肩まわりの筋肉だけが常に頑張らされ、
慢性的な肩こりへとつながっていくのです。


肩こりと「自律神経」の意外な関係

もう一つ見逃せないのが、神経の問題です。

背骨の中には、
脳から全身へとつながる神経の通り道があります。

背骨の動きが悪くなると、
神経の伝達がスムーズに行われにくくなり、次のような変化が起こります。

・筋肉が緊張しやすくなる
・リラックスしづらくなる
・呼吸が浅くなる
・回復力が落ちる

「肩がこっている」というより、
身体が常に緊張状態にあると表現したほうが近いケースも少なくありません。


その場しのぎの対処で終わっていませんか?

・肩を揉むと一時的に楽
・ストレッチすると少し軽くなる
・でも数日で元に戻る

こうした経験がある方は多いはずです。

これは、
「結果として硬くなっている筋肉」だけをケアしていて、
なぜそこに負担が集中しているのか
という根本部分にアプローチできていないためです。

本当に必要なのは、
✔ 背骨が自然に動く状態
✔ 神経が過剰に緊張しない状態
✔ 肩に負担が集まらない身体の使い方

を取り戻すことです。


根本改善を目指すなら「背骨から整える」

当院では、肩こりの施術において
単に肩や首をほぐすだけで終わらせることはありません。

・背骨全体の動き
・姿勢のクセ
・呼吸の入り方
・身体の緊張パターン

こうした点を確認しながら、
背骨を軸に身体全体を整える施術を行っています。

背骨が本来の動きを取り戻すことで、
✔ 肩が自然に力を抜ける
✔ 首が支えやすくなる
✔ 呼吸が深くなる

といった変化を実感される方も多くいらっしゃいます。


デスクワークの肩こりは「我慢するもの」ではありません

「仕事だから仕方ない」
「年齢のせいだから」

そうやって諦めてしまう前に、
一度ご自身の身体の状態を見直してみてください。

肩こりは、
身体からのサインでもあります。

繰り返す不調を根本から改善したい方、
マッサージやセルフケアで限界を感じている方は、
背骨という視点から身体を整える選択肢も知っておいていただけたらと思います。

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