
「朝起きた瞬間から、すでに体が重だるい…」
「しっかり寝ているはずなのに、日中ずっと疲労感が抜けない…」
三鷹周辺で働くデスクワーカーの方から、このような「原因不明の疲れ」に関するご相談をよくいただきます。 実は揉み解しなどで筋肉をほぐしても取れないその疲労感、毎日の「呼吸の浅さ」が原因かもしれません。
当院に来られる方の中にも普段から呼吸が浅いと自覚されつつ、どうすればいいか解らない方がおられます。
この記事では、見落とされがちな「背中の硬さ」「呼吸の浅さ」「慢性疲労」のつながりについて解説します。
デスクワークが引き起こす「酸欠状態」と慢性疲労
私たちは普段、無意識に呼吸をしていますが、デスクワークでパソコンやスマホに熱中していると、どうしても前かがみの「猫背姿勢」になりがちです。
この姿勢が長時間続くと、胸やお腹が圧迫され、肺が十分に膨らむスペースがなくなってしまいます。

その結果、呼吸が浅く・速くなり、体に取り込める酸素の量が慢性的に不足する「隠れ酸欠」のような状態に陥ります。酸素は細胞がエネルギーを作るために不可欠なため、酸素不足が続くことで「寝ても疲れが取れない」というしつこい疲労感に繋がってしまうのです。
背骨(胸椎)が硬くなると、肋骨が動かなくなる
では、なぜ姿勢を良くしようとしても、呼吸が浅いままになってしまうのでしょうか?そのカギを握るのが「背中(胸椎)の硬さ」です。
肺を取り囲む胸の空間(胸郭)は、背骨と肋骨によってカゴのように守られています。息を吸うときは、このカゴが風船のようにしなやかに広がる必要があります。
しかし、背中の骨(胸椎)がガチガチに固まってしまうと、連動している肋骨の動きまでロックされてしまいます。外側のカゴが広がらないため、いくら息を吸おうとしても、物理的に深く吸えなくなってしまうのです。さらに、この状態は交感神経(お休みモードではない方の自律神経)を刺激し続けるため、体が常に緊張状態になり、睡眠の質まで下げてしまいます。
実は、当院に来られる「寝ても疲れが取れない」とお悩みの患者さんも、お身体を見ると背中や胸の周りがカチコチに固まってしまっています。
下のお写真は、実際に慢性的な疲労感と背中の硬さでお悩みだった患者さんです。

施術前の左側のお写真では、背中が丸まることで胸とお腹が圧迫され、肺が広がるスペースが狭くなっているのが分かります。これでは、無意識のうちに「浅くて速い呼吸」を繰り返すしかありません。
しかし、施術後の右側のお写真のように、ロックされていた背骨(胸椎)の動きをつけてあげると、自然と胸が開き、肺がしっかりと膨らめるようになります。
この患者さんも、施術が終わった直後に「あ、すごく息がしやすくなりました…!」と、驚くほど深く心地よい呼吸ができるようになり、体がすっきりと軽くなったのを実感していただけました。
自律神経を整え、深い呼吸を取り戻すために
この慢性的な疲労から抜け出すためには、無理に深く息を吸おうとするのではなく、まずは「深く吸える身体の器(うつわ)」を取り戻すことが先決です。
そのためには、ガチガチにロックされてしまった背中の骨を優しく動かし、肋骨が本来の動きをできるようにしてあげる必要があります。
ご自宅でのケアとしては、入浴中などに深呼吸をしながら、肋骨の間の筋肉をさするようなストレッチを意識的に行うのが有効です。
当院(カイロライン三鷹整体院)の施術では、まずは硬くなった深層の筋肉をしっかりゆるめ、背骨や肋骨が本来の動きをしやすい状態の身体へと整えていきます。
そのうえで、ガチガチに固まってしまった背中の骨(胸椎)に対して、「モビライゼーション(持続圧)」を用いて緩やかに動きを付けていきます。 胸椎の可動域が広がることで自然と胸が開きやすくなり、特別な意識をしなくても、深く心地よい呼吸がしっかりとできるようになりますよ。
まとめ
「休んでも疲れが取れない」というのは、身体からの重要なサインです。背中の硬さを取り除き、本来の深い呼吸を取り戻すことで、自律神経が整い、朝スッキリと目覚められる身体へと変わっていきます。
当院では、一人ひとりの背骨の状態を詳しくチェックし、根本から疲労の出にくい身体づくりをサポートしています。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!